コーヒーリスト
銘柄別 定番
Colombia Regional Lot
コロンビア共和国
バジェ・デル・カウカ県 セヴィージャ域
リージョナルロット
【略称】コロンビアリージョナル
【風味】ドライトマトのような個性的な風味。さめるとほのかに香る、金柑のような余韻。
【焙煎】浅煎り
【酸味】★★★★☆
【コク】★★☆☆☆
【苦味】★☆☆☆☆
【単位】100g
【産地】中米 コロンビア共和国 バジェデルカウカ県 セビージャ域
【ロット】リージョナルロット
【品種】カトゥーラ、カスティージョ、コロンビア
【発酵乾燥】[24hプリファーメンテーション]×[フルウォッシュ]
【分類】リージョナルロット
【輸入】ヘイズコーヒー(ダイレクトトレード)
南砺市にあるヘイズコーヒーさん。富山からダイレクトトレードに挑戦しています。今回初めてコンテナ輸入をしたとのことで、共同購入させていただきました。自分たちで輸入するのはとても大変なことだと思います。現地での活動を続ける彼らの取り組みが今後も続いていくために微力ながら応援購入しています。富山発のダイレクトトレードコーヒーを是非お楽しみください!
Ethioipia Wote Konga Natural
エチオピア連邦民主共和国
南エチオピア州 ゲデオ県
ウォテ・コンガ ナチュラル
【略称】ウォテコンガ
【風味】さっぱりと爽やかなモカ。紅茶のような軽やかで優しい口当たり。アップルやキャロットのジュースような風味。
【焙煎】中浅煎り
【酸味】★★★☆☆
【コク】★★☆☆☆
【苦味】★☆☆☆☆
【単位】100g
【産地】アフリカ東部 エチオピア連邦民主共和国 南エチオピア州 ゲデオ県 イルガチェフェ域
【標高】2,200m
【加工所】ウォテコンガウォッシングステーション
【品種】カトゥーラ、カスティージョ、コロンビア
【生産者】周辺小規模農家
【加工/輸出】ウェテ・アンベラコーヒー
【代表】メクリアさん、エリアスさん
【輸入】ティピカ社(ダイレクトトレード支援)
【加工】ナチュラルプロセス(非浸水/果肉付き発酵乾燥)
Brazil Fazenda Guariboba Cherry Lot
ブラジル連邦共和国
グァリロバ農園
ルートエアロビック・ナチュラルプロセス チェリーロット
【略称】グァリロバチェリー
【風味】すっきりとして綺麗な味わい。クランベリーやパッションフルーツ、ワインのような果実味。マカダミアナッツのような明るい香ばしさ。
【焙煎】中浅煎り
【酸味】★★☆☆☆
【コク】★★★☆☆
【苦味】★★☆☆☆
【単位】100g
【産地】南米 ブラジル連邦共和国 ミナスジェライス州 カンポ・ダス・ヴェルテンテス地域 オメロ・アギアル・パイバ
【ロット】チェリーロット
【標高】1,000-1,100m
【品種】イエローカトゥアイ
【加工】ルートエアロビックナチュラルプロセス(酸素添加式好気性発酵/果肉付き発酵乾燥)
【分類】・スペシャルティコーヒー・カーボンネガティブ認証・レインフォレストアライアンス認証
【ルートエアロビックプロセス】
水を張ったタンクに糖度25.5度以上のコーヒーチェリー入れます。そこに"好気性"微生物を入れ、バブリングバルブで酸素を注入しながら、96時間発酵を促します。コーヒーチェリー内のミューシレージに多く含まれる糖分などを栄養として、微生物がクエン酸やリンゴ酸、酢酸などの有機酸を生成します。それがフルーツやワインのような風味に繋がるそうです。このプロセスは好気性微生物を利用しているので人工的に酸素の添加することでより多くの化合物が生成されます。また、好気性醗酵によって生成される「アセチルピラジン」という化合物は、芳香族の香りをもつ有機物で、香りも増幅させ、酢酸などの有機酸はブラジル産コーヒーの特徴であるチョコレートやキャラメルのフレーバーを強めるそうです。
Viet Nam FIne Lobusta Infused Pagra Natural
ベトナム社会主義共和国
ファインロブスタ
インフューズド パグレ・ナチュラル
【略称】パグレ・ナチュラル
【風味】麦茶やきな粉のような独特な香味。口の中で広がる甘い香り。爽やかな柑橘系の余韻。
【焙煎】浅煎り
【酸味】★★★★☆
【コク】★★☆☆☆
【苦味】★☆☆☆☆
【単位】100g
【産地】ベトナム社会主義共和国 ジャライ(GIA LAI)省
【農園】VCUエコロジカルフォレストガーデン
【生産グループ】VCU(ベトナムコーヒーユナイテッド)
【標高】700-800m
【品種】ロブスタ
【加工】インフューズド パグレ・ナチュラルプロセス(≒インフューズドアナエロビックナチュラル)
【分類】・ファインロブスタ・インフューズドコーヒー・最高品質のロブスタコーヒー
《GIA LAI省》GIA LAI省はベトナムでの中部高原に位置しており、ホーチミン市からやや北西方向で500kmにあります。地形は火山性で長年風化してきたため平坦で、起伏のある台地が形成され、多くの丘が谷間に点在しています。熱帯気候に属し、標高は500〜1000m、湿度が高く、年間平均降水量は2000mmに近くと雨季と乾季がはっきりしている地域でもあります。
《インフューズド パグレ・ナチュラルプロセス》
①収穫時期後半に収穫した100%完熟のチェリーのみ使用
②チェリーの状態で「パンダンリーフ」と「ブンタン」と一緒にある程度密閉して70〜80時間自然発酵。
※パンダンリーフ…バニラやココナッツのような甘い香りの熱帯植物で東南アジアのハーブ
※ブンタン…ベトナムのグレープフルーツ
③取り出して、チェリーのままで乾燥工程へ。3日ほど天日乾燥→2~3日休む→天日乾燥→休むを繰り返してじっくり2か月ほどかけて完成させます。
《ロブスタ種》正式には「カネフォラ種ロブスタ」といい、アラビカ種と並ぶ2大品種のうちのひとつです。語源はrobust(たくましい)。ロブスタ種はアラビカ種と比べて一般的に風味が大きく劣るため、通常の自家焙煎コーヒー店では目にすることはあまりありません。ですが、世界ではコーヒー生産量の3割程度はロブスタ種が占めています。これはロブスタ種が病気や害虫に強く、高温多湿な低地での栽培も容易で、さらに収穫量も多いという「低コストで大量生産可能」な点で缶コーヒーやボトルコーヒーなどの加工品に用いられているためです。風味は「酸味が少ない」「苦味が強い」「麦茶や玄米のような香味」「独特な甘み」「重たい質感」があり深煎りエスプレッソや深煎りアイスコーヒーなどのブレンドに使われる事がありますが、単品でホットコーヒーとして飲むとクセがかなり強く飲みにくいです。
《ファインロブスタ》
ロブスタ種の中で、CQIの認定するQグレーダーによる鑑定で、80点以上の評価を受けたものを「ファインロブスタ」と呼びます。
Brazil Minas Gerais Chocolat Peaberry
ブラジル連邦共和国
ミナスジェライス州
ショコラ・ピーベリー
【略称】ショコラピーベリー
【風味】ヘーゼルナッツのような風味。やさしい甘み。麦茶のような飲みやすさ。
【焙煎】中深煎り
【酸味】☆☆☆☆☆
【コク】★★★☆☆
【苦味】★★★★☆
【単位】100g
【産地】南米 ブラジル連邦共和国 ミナスジェライス州 カンポ・ダス・ヴェルテンテス地域
【生産者】サンコーヒー生産者組合
【標高】1,000-1,100m
【品種】ムンドノーヴォ、カトゥアイ
【加工】ナチュラルプロセス(非浸水/果肉付き発酵乾燥)
【分類】ピーベリー
【ピーベリー】
コーヒー豆は果実の中にフラットビーンが 2 つ入っている場合が多いですが、そうならない場合もあります。このうち、正常に育ったひとつの種子が残りの空洞を埋めて俵状に生長したものをピーベリーと呼びます。
ピーベリーの混入率は発育環境の影響を受けますが、およそ 5~20%程度といわれており、その特徴的な形状と珍しさから昔から珍重されてきました。今回は柔らかな甘みが凝縮した味わいになっています。
Brazil Fazenda Santa Alina
ブラジル連邦共和国
サンパウロ州 モジアナ区
サンタ・アリーナ農園
【略称】サンタアリーナ
【風味】軽やかな口当たり。ヘーゼルナッツのような香ばしさ。ダークチョコレートのようなコクも。
【焙煎】中深煎り
【酸味】☆☆☆☆☆
【コク】★★★☆☆
【苦味】★★★☆☆
【単位】100g
【産地】南米 ブラジル連邦共和国 サンパウロ州 アルタ・モジアナ地区
【農園】サンタ・アリーナ農園
【農園主】ルシア・マリア・ダ・シルバ・ディアス "トゥカ・ディアス"
【標高】1,100m
【品種】イエローブルボン
【加工】ナチュラルプロセス(非浸水/果肉付き発酵乾燥)
【分類】スペシャルティコーヒー
【サンタアリーナ農園】1907年設立。5代目のトゥカさんは建築家でしたが、祖父が亡くなったことで農園を継ぐことを決めました。従業員や周辺地域の生活水準向上のために多くのことに取り組んでいます。【100年ブルボン】農園内には、1907年の設立当初に植えた樹齢100年のブルボン種の木が今なお残っており、その区画の保全活動もしています。【ネイバーズプロジェクト】ブラジルには大農園だけでなく家族経営の小農家も多く存在しますが、いくらポテンシャルが高い土地でも十分な精製設備や環境が持ってないと通常品として流通していくことが多く、国際相場に収入の多くを左右されてしまう状況です。そこで、近隣農家のコーヒーチェリーを受け入れ、生産処理のサポートを行うことで、スペシャルティコーヒーグレードに向上させ、シングルオリジンとして流通させるプロジェクトです。サンタアリーナとしてではなく、各農園毎に分けることで品質レベルを明確にし、直接生産者へ対価が支払われる仕組みを作っています。
Brazil Fazenda Paraiso
ブラジル連邦共和国
ミナスジェライス州 パライソ農園
[フルウォッシュ]×[ファーメンテッド] ミックス
【略称】ブラジルパライソ
【風味】カシスや赤ワインのような濃厚な味わい。餡バターのようなコッテリとした甘さ。
【焙煎】中深煎り
【酸味】☆☆☆☆☆
【コク】★★★★★
【苦味】★★★☆☆
【単位】100g
【産地】南米 ブラジル連邦共和国 ミナスジェライス州 アルタ・モジアナ地区 イビラシ
【農園】パライソ農園
【農園主】Rejane de Moraes
【標高】1,100m
【品種】イエローカトゥアイ
【発酵乾燥】[フルウォッシュ]×[ファーメンテッド] ミックス
【分類】スペシャルティコーヒー
【ファーメンテッド】イーストを使ったファーメンテーション。今ロットに使用されたイースト菌はコーヒーのフレーバープロファイルは変えず、風味の輪郭をはっきりさせる効果があります。洗浄器にかけて熟度によって分けられたコーヒーチェリーを、内圧、温度、PHがコントロールされたステンレスタンクの中でイーストとともに80時間発酵させています。
【フルウォッシュ】脱殻を終えたあと、水の中に72時間寝かせています。
Brazil Fazenda Guariboba Spicy Lot
ブラジル連邦共和国
グァリロバ農園
カーボニックマセレーション・サンドライナチュラル プロセス スパイシーロット
【略称】グァリロバスパイシー
【風味】胡椒のような個性的な香り。香ばしく優しい味わい。
【焙煎】中深煎り
【酸味】☆☆☆☆☆
【コク】★★★☆☆
【苦味】★★★☆☆
【単位】100g
【産地】南米 ブラジル連邦共和国 ミナスジェライス州 カンポ・ダス・ヴェルテンテス地域 オメロ・アギアル・パイバ
【ロット】スパイシーロット
【標高】1,000-1,100m
【品種】アラーラ
【加工】カーボニックマセレーション・サンドライナチュラルプロセス(加圧式無酸素発酵/果肉付き天日干し発酵乾燥)
【分類】・スペシャルティコーヒー・カーボンネガティブ認証・レインフォレストアライアンス認証
【グァリロバ農園】
新しい挑戦を続けるグァリロバ農園。今ロットのプロセスは手摘み収穫後、農場内に自生する酵母とバクテリアを用いて密閉バイオリアクター内で80時間無酸素発酵を行った後、コーヒーチェリーの状態でアフリカンベッドで30日間天日乾燥しています。たまたま発現したこのスパイシーフレーバーは再現性が低く、次のロットでは出ない可能性が高いとのこと。
Guatemala Finca La Tacita
グァテマラ共和国
アンティグア地方
ラ・タシータ農園
【略称】タシータ
【風味】バランスの良いグァテマラ産コーヒー。黒糖のような甘さと麦のような香ばしさ。冷めるとほのかにワインのような余韻も。
【焙煎】中深煎り
【単位】100g
【酸味】☆☆☆☆☆
【コク】★★★★☆
【苦味】★★☆☆☆
【産地】中央アメリカ グァテマラ共和国 サカテペケス県 アンティグア近郊 アカテナンゴ火山の麓の盆地帯
【農園】ラ・タシータ農園
【農園主】ロドリック・ファージャ
【標高】1,700-2,100m
【品種】ブルボン80%、ティピカ20%
【発酵乾燥】フルウォッシュプロセス(浸水式発酵乾燥)
【分類】スペシャルティコーヒー
Nicaragua Finca Las Delicias Javanica Natural
ニカラグア共和国
ヒノテガ県 リプルロ区
ラス・デリシアス農園
ジャバニカ種ナチュラル
【略称】デリシアス
【風味】濃厚なコク。香ばしく飲みやすい。ほのかにチーズケーキのような甘み。
【焙煎】中深煎り
【酸味】☆☆☆☆☆
【コク】★★★★☆
【苦味】★★☆☆☆
【単位】100g
【産地】ニカラグア共和国 ヒノテガ県 リプルロ区
【標高】1,260-1,450m
【農園】ラス・デリシアス農園
【品種】ジャバニカ種
【発酵乾燥】ナチュラルプロセス(非浸水/果肉付き発酵乾燥)
【分類】スペシャルティコーヒー
Timor-Leste Maubisse Edi Village Lobibo
東ティモール民主共和国
マウベシ郡 エディ村
ロビボ集落
【略称】ロビボ
【風味】トーストのような香ばしさ。クリーミィな口当たりと明るいコク。
【焙煎】深煎り
【酸味】☆☆☆☆☆
【コク】★★★☆☆
【苦味】★★★★☆
【単位】100g
【産地】東南アジア 東ティモール アイナロ県 マウベシ郡 エディ村 ロビボ集落
【標高】1,300-1,700m
【生産者】コカマウ(新生マウベシコーヒー生産者協同組合)所属のロビボ集落の農家
【品種】ハイブリッドティモールなど
【加工】フルウォッシュプロセス(浸水式発酵乾燥)
【分類】民衆交易によるフェアトレード、有機JAS認証生豆使用
【フェアトレード】執筆中…
Ethiopia Harari Harar
エチオピア連邦民主共和国
ハラリ州 ハラール
ナチュラル・モカ
【略称】ハラール
【風味】こってりまろやかな口当たり。柔らかく丸みのある苦味と甘み。ほのかにシナモンのような風味。
【焙煎】深煎り
【酸味】☆☆☆☆☆
【コク】★★★★☆
【苦味】★★★★☆
【単位】100g
【産地】アフリカ東部 エチオピア連邦民主共和国 東部ハラリ州 ハラールエリア
【標高】2,000-2,200m
【生産者】ハラールエリアの近隣小規模農家
【品種】エチオピア在来種
【発酵乾燥】ナチュラルプロセス(非浸水/果肉付き発酵乾燥)
Indonesia Mandheling Blue Lintong
インドネシア共和国
北スマトラ州 リントン ニ・フタ地区
マンデリン ブルーリントン
【略称】マンデリン
【風味】輪郭がはっきりとした個性。乾いた力強い香りとスパイシーさ。最高品質のマンデリンフレーバー。
【焙煎】深煎り
【酸味】☆☆☆☆☆
【コク】★★★☆☆
【苦味】★★★★★
【産地】東南アジア インドネシア共和国スマトラ島北部リントン・ニ・フタ地区トバ湖ほとり
【標高】1,200-1,400m
【生産者】周辺零細農家
【加工輸出】C.V.エカヌサジャヤ社
【代表】父アントン・ヨハン・アリ、息子ヤンセン・リー
【品種】ティピカ亜種
【発酵乾燥】ウェットハルプロセス(スマトラ式強制脱穀乾燥)
【分類】スペシャルティコーヒー