日々の投稿
-産地訪問記 ニカラグア編 01-
-産地訪問記 ニカラグア編 01-
Nicaragua Report
今までコーヒー産地に行ってその国を見て、農園に行ってお話を聴いてきた写真や動画を少しずつ投稿していきます。改めて見返すと現地の空気を思い出して懐かしんでしまいます。今日飲んだコーヒーはこんなところから来たんだ!っていうのが実感として伝わるように頑張ります。
とりあえずかわいい野良犬はどの国でもウロウロしてます!
Good Enough Coffee Toyama
グッドイナフコーヒートヤマ
営業時間:11:00-17:00
店舗休業:不定休(今月は火曜木曜)※年末年始は営業
TEL 076-492-0101
〒930-0936 富山市藤木2710
メール gec.toyama@gmail.com
時間外連絡先 070-5630-4600
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-高級手挽きコーヒーミル-
-高級手挽きコーヒーミル-
現在グッドイナフではたくさんの手動ミルを自由に試し挽きできるように展示しています(おすすめのものもそうでないものも)。ですが、その中で高価格帯の3モデルについては取り扱いに注意が必要なためカウンターに展示しており、試し挽きをご希望の方はスタッフまでお声掛けいただいてからスタッフ付き添いのもと試し挽きしていただく形になります。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
高価格帯手動ミル
①台湾製1zpresso社の日本限定モデルJPpro
②ドイツ製コマンダンテ社のC40 NitroBlade MK4
③上海製Timemore社のX-Safari Green
①台湾製1zpresso社の日本限定最上位モデルJPpro
定価¥43,780円で当店に在庫あります。こちらは定価販売となりますがポイントを1.5倍お付けしますので87P+43P=130Pでコーヒー豆実質約650gプレゼントになります!
②ドイツ製コマンダンテ社の最新モデルC40 NitroBlade MK4
定価約45,000円前後。言わずと知れた元祖高性能手動ミルのコマンダンテから最新モデルです。こちらは在庫がなく入荷時期も未定ですのでネットでのご購入をお勧めします。アマゾンでの並行輸入品が現在37,000円ほどでした。どのサイトから買えば良いかは(全く責任は負えませんが)ご相談には乗れますのでお声掛けください。
③上海製Timemore社のX-Safari Green
定価¥31,900円から10%引き+ポイントカード63P(実質300gプレゼント)です。在庫あり。
グッドイナフで定番のタイムモア社の最上位モデルのX-Safari。個人的にはかなりお勧めなのですが、なんといってもC2やC3のコストパフォーマンスが良すぎるので今のところあまり売れていません。デザインも性能もかなり良いので一度お試しください。
Good Enough Coffee Toyama
グッドイナフコーヒートヤマ
営業時間:11:00-17:00
店舗休業:不定休(今月は火曜木曜)
TEL 076-492-0101
〒930-0936 富山市藤木2710
メール gec.toyama@gmail.com
時間外連絡先 070-5630-4600
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エレアナさんから聞いたエチオピアの今
エレアナさんから聞いたエチオピアの今
前回の続きでエレアナさんにエチオピアの今のお話を聞いてきました。僕が話を聞くときはどうしても国の問題点やこれからどうすべきか、あなたはどう考えるか、ということを焦点にしてしまいます。せっかく日本に来てそんな暗い話もどうかと思うのですが、真剣に教えてくれました。これからこうしていかなきゃということを異国の人と共有できることは、それ自体とても前向きで意味のある事だと思います。なのでこちらでも共有したいです。まとまらないのでそのまま書きます。
エチオピアは現在、3年おきくらいに国がガラッと変わってしまう状態だそうです。紛争や腐敗が起きては国民の将来が奪われるの繰り返し。そして脆弱で利己的な政府は将来の教育に絶対に投資はしないそうです。
(僕の曖昧な知識として)2018年にエチオピア内戦が起こりました。政府側と反政府勢力との間の争いです。アフリカの多くの国と同じようにエチオピア内にも複数の民族が暮らしており、西洋諸国の過去の影響もあってか支配層と被支配層とに分かれて対立してしまう歴史があります。
日本のコーヒー好きに好まれるエチオピアンコーヒーといえば中南部や中西部のオロミア州(Oromia)や、南部諸民族州(SNNPR)が主な産地になっています。シダモ、グジ、イルガチェフェ、コンガ、コチャレなど聞いたことのあるほとんどの産地がそのあたりです。このあたりはおそらくほとんどの人がキリスト教徒Ethiopian Orthodox Tewahedo Church(エチオピア正教?)だと思うのですが、エレアナさんの故郷ディレダワだとイスラム教徒Muslimが半分ほど、残り半分がキリスト教徒だそうですし、グッドイナフでも定番のハラリ州ハラー(ル)hararはディレダワのすぐ近くですが歴史あるイスラムのモスクが多く並ぶ有名なイスラム都市です。日本から見たら同じエチオピアでも実際は民族も宗教も混在する中で難しい状況が続いているようです。2020年には新たにティグレ紛争が起こり、中には虐殺なども行われているそうです。今もです!たまに国際ニュースなどで見かけますが、今実際にどうなっているかは全然わかりません…。
エレアナさん曰く、
そんな大変な状況下で、当然といえば当然ですがエチオピアのコーヒー農家の現状も非常に厳しいらしく、農業を辞めてしまう農家さんが多いそうです。レケンプティーLekemptiなどの産地に加えてスペシャルティコーヒーの産地として一躍有名になったグジgujiやリムlimuなどでも状況は厳しいそうです。意外でした。では農家を辞めてどうするのか、、、というとやはりというべきか、麻薬に植え替えるそうです。チャッ(ト)?khatという葉っぱ系の麻薬の一種だそうです。
国中で武力衝突が起こって身近に麻薬が植わっていれば、正しく生きるのは難しいと思います。それを彼らの選択と言えるのか、その発露としての暴力を先に目にしてしまって彼らへの関心を失ってしまうのはどれほどの機会損失なのだろうか、と思いました。
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ティピカ年次総会よりエチオピアモプラコ社
ティピカ年次総会より
エレアナ・ジョーガリスさん。エチオピアで最も古い輸出業者の一つのモプラコ社の代表です。
プレゼンから。
若い頃、国が共産主義になったことでエチオピアから出国。父であるモプラココーヒー代表のヤンニさんが亡くなったことでエチオピアに2008年に戻る。最初はコーヒーのことがわからず不安だったそうです。
生産者へのリスペクトを大事にしている。
気候変動で今の農業は永くは続かないだろう。
コーヒーコンポストなどの知識を共有。それまでに多くのNGOが取り組んでいったがそのほとんどはやりっ放しで帰っていった。
組織の代表としてしていること→
オープンマインドで自分が変われることを示していく。変えないことは安全だが、変えていく。
ルワンダ大統領が視察に来た時に、「こんなに汚染がひどい川のそばでなぜ住める?」と言われたそう。それを機に排水やゴミを川に捨てるのをやめた。それは他の価値観に出会って自分を変えて初めて実現できること。それが当たり前だった価値観も変えられる。
旅をして体験して、取り入れる。
…個人的に今回一番お会いしたかった生産者さんです。というのもお父さんであるヤンニさんのハラールを僕の両親が昔からずっと焙煎していて、今は僕がエレアナさんのコーヒーをずっと焙煎しているからです。お互いに2世代の繋がりがあったのですが、今回初めてお会いすることが出来ました。それを伝えたところ、そのご縁をとても喜んでくれて、夜の食事会では1時間くらい話し込みました。エチオピアのこれまでのことや、これからのことを話してくれて感じたのは、真剣な生産者はどの方も国の将来についてとても深く考えているということ。どんなことを聞いてもすぐに彼女なりの考えが返ってきてとても有意義な時間でした。1月にエチオピアで再会する予定なので今からとても楽しみです。
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ティピカ年次総会よりケニア ロックバーン社 ピータームチリさん
投稿再開します!
オンタイムで更新出来ず申し訳ありません。ようやく焙煎業務などが落ち着いてきましたので思い出しながら投稿していきます。
先日のティピカ年次総会から
ケニア ロックバーン代表のピータームチリさんのプレゼン。
「透明性がカップスコアの新たな評価になる。」
ライフタイムバリューを高めるにはストーリーが重要になる。
(ライフタイムバリューとはイチ顧客が人生を通してもたらしてくれる利益のこと)
ケニアは現状維持だと終わる。
(ケニアは政治や警察などの公的組織の腐敗が酷く賄賂などが横行しているため正直者が報われない社会になっている)
透明性がないこの社会構造の中で若い人がコーヒーを生業にしたくない。入金も遅いし、どれだけ収入があるかも不透明。
都市部の経済発展は凄まじく、賃金が高い都市部に若い人は行きたい。その結果農業分野も含めて人件費が高騰しているうえ、現代農業を知らない農家が多い。
生産者からの質問→どうやって植民地支配構造から若者の意識を向上していく?→植民地支配は意識からはじまる。コーヒーは自由。そのマインドから自由が始まる。そのためのツールにコーヒーはなれる。
生産者からの質問→ナチュラルプロセスのコーヒーは作る?→つくる。顧客からのニーズを感じている。それに応えることがライフタイムバリューに繋がる。
ピーターさんのお話を聴いて、とても知的で芯のある人だと感じました。コーヒーの話をしているけれど国全体の将来がどうなったら良くなるかを考えていて、言葉一つ一つに長い時間をかけた葛藤と想いの背景を感じました。個人的にとても好きなタイプの生産者さんです。当店で販売しているカムチュイファクトリーの説明カードのQRコードからピーターさんの詳しいお話が読めますが、そこにある通りの革命家気質?のようなものを感じました。こういう人が増えることでしか国は変わらないと思いました。日本も。
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